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北朝鮮第二回核実験 核放射線監視データ

核放射線監視データRadiation Protection Information Center

2006年の核実験の監視

地下実験が失敗し、封印が吹き飛び、火球が地表から舞い上がった場合。

20キロトン完全地表核爆発の10%線量に相当する核の灰が、噴出する場合を仮定して、RAPS0・放射線防護計算ソフトにより予測した結果を示す。

核の灰の輸送中の放射能の減衰を計算した
到達時刻以後の屋外予測線量 改定版(05.06.24)

更新履歴

2006.6.19
2006.10.08、10.09、10.11

日本近海地図

矢印

矢印

放射線診断レベル

レベルD

安全な放射線レベル

レベルE~F

2006.10.10 17:00~
10.11 05:00間の風向

2006.10.09 10:00
時点の風向

北朝鮮が実験した時刻の風向
気象庁の赤外データから

爆発時点に実験場を通過した気流は東方へ移動し、43時間後時点では東北・北海道を通過したと考えられる。

実験2日前の風向 2006.10.07

2006年10月9日の北朝鮮地下核実験
の放射線影響の観測結論

更新 2006.10.11

遠方ほど、降下する核の灰の量が少ないので、線量は低下し、安全となる。海上、海水も同じ理由で、遠方ほど安全になる。上図は、その原理を計算した結果である。 核の灰は、上空の速い気流に乗って、風下方向に輸送される。その方向と直交する方向には、熱で拡散するので、線量等高線は、楕円形になる。上図では、その楕円を省略して、扇形で示している。