ここでは、重要な防護知識を7点に整理する。わずかな防護知識でも、確実に実行さえすれば、被災者の生存率を大幅に高められる。東京の場合、致死のリスクを負う被災者は500万人にもなる。この防護知識で、生存率を大幅に高められるのである。知を力にする。
現状では、国家が国民を充分保護している状況にあるとはいえない。核攻撃事態シミュレーションで、政府の国民保護のための課題は見えてきた。ここで、それを9の課題として、整理する。これらの課題は、一科学者の研究からの提案であり、政府の検討を経たものではない。読者はどう思われるか。
高田純 2007年4月