美しいシルクロードの自然と人々の暮らしを守り、被災者への人道的支援、シルクロード地域においての放射線防護情報センターが中心となって進められる人道的科学プロジェクトには、長期的な調査の取り組みが欠かせません。この調査活動・人道的支援を長く続けてゆくため、継続的なご支援をお願いします。
日本シルクロード科学倶楽部(NSSC)へ入会にあたっては、まずはじめに 以下をお読みください。
倶楽部は、シルクロードに存在する悲劇を知り、日本からの人道支援を願う人々で、楼蘭のある東トルキスタン、チベット、南モンゴルに関わる科学、文化、歴史に関心のある会員で構成されます。かの地の悲劇の解消を願い、人道の心と科学力で臨みます。
シルクロードに存在する悲劇とは 20世紀半ばに中国共産党に侵略された東トルキスタン、チベット、南モンゴルの人命を無視した恐怖政治下での、人権・人道に関わる様々な自由の欠落。148万人以上が死傷したと考えられる楼蘭周辺でのメガトン級大型核実験と広範囲に持続する健康被害と残留する核汚染、チベットの地にある核兵器関連施設からの公害による周辺の人々の健康被害。
この倶楽部は、シルクロード科学プロジェクトを支援することを目的とします。
主な活動として、調査プロジェクトの支援・広報・報告会、関連する勉強会を開催します。
中国共産党が強行したシルクロードでのメガトン級大型核実験災害および核兵器関連施設周辺の公害に対する科学・医学調査を主とする被災者への人道的支援で、シルクロード地域の関係団体との連携のもと放射線防護情報センターが中心となって進められる人道的科学プロジェクト。
次の関係団体から助言・協力をいただきます。
放射線防護情報センター、日本ウイグル協会、チベットハウス
NSSCの倶楽部の目的と主な活動にご賛同いただき、入会をご希望の方は、以下の「NSSC入会申込書」に必要事項をご記入の上、電子メールでNSSC事務局 silkroad.science.club@gmail.com宛に
件名を「入会希望」としてお送りください。ご質問なども受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
NSSC事務局では、入会申込書の内容を確認後、後日、仮入会のご返信をいたしますので、その受信後に、記載されています振込み口座へ年会費をお振込みください。およそ2週間以内に 会員証、倶楽部資料、関係図書を発送いたします。
毎年4月から翌年3月分、ただし、1~3月に入会された場合は、次の4月からの一年間分の会費を納めたこととします。
※在日3民族の人は、本人が希望すれば減額される場合があります。
尚、一旦納入された会費は、いかなる理由にせよ返還されることはありません。
倶楽部主催の勉強会・講演会・報告会・交流会へ参加できます。
倶楽部誌や関係図書・資料が配布されます。
倶楽部誌への投稿資格があります。
会員限定のインターネット ページでの情報交換に参加できます。
※ 家族会員の方には ご家族全員の氏名記載の家族会員証を送付いたします。
講演会・イベントなどには、ご家族全員で参加することができます。
倶楽部誌・資料や著作本はおひとり分を配布させていただきます。
以下の書式を参考に必要事項を記入の上、電子メールで事務局宛(silkroad.science.club@gmail.com) にお送りください。後日、仮入会のご返信をいたしますので、その受信後に、記載されています振込み口座へ年会費をお振込みください
※ 在日3民族の人は、本人が希望すれば減額される場合がありますので、事前に電子メールでご相談ください。
日本シルクロード科学倶楽部入会申込書 日本シルクロード科学倶楽部事務局殿 日本シルクロード科学倶楽部の設立趣意に賛同し、下記の通り、日本シルクロード科学倶楽部の入会を申し込みます。 入会後は、会員として 日本シルクロード科学倶楽部の活動に参加協力していきます。 (以下、記入欄) --------------------------------------------------------------------- 1. 入会申込年月日(年/月/日) 200○/○○/○○ 2. 氏名 [日本語表記] [かな表記] 電子メール 郵便番号 住所[日本語表記] 電話番号 FAX番号 ※ご家族で入会希望の方は、「家族全員の氏名、家族関係と生年月日」 3. 差し支えなければ 勤務先・所属団体など 4. 備考 (入会希望者が特に事務局に連絡したい事項があれば、ここに記述してください。)
中国共産党が強行したシルクロードでのメガトン級大型核実験災害および核兵器関連施設周辺の公害に対する科学・医学調査を主とした人道的科学プロジェクトです。
20世紀半ばに中国共産党に侵略された東トルキスタン、チベット、南モンゴルの人命を無視した恐怖政治下での、人権・人道に関わる様々な自由がそれらの社会で欠落しています。148万人以上が死傷したと考えられる楼蘭周辺でのメガトン級大型核実験と広範囲に持続する健康被害と残留する核汚染、そしてチベットの地にある核兵器関連施設からの公害による周辺の人々の健康被害が放置されたままとなっています。
2008年の中国の核実験報告の出版後、著者は世界ウイグル会議ラビア・カーデル総裁理解のもと日本ウイグル協会との共同で東トルキスタンでの核災害を調査してまいりました。さらに、ダライ・ラマ法王日本代表部ラクパ・ツオコ代表の理解を得て、チベットの地での核災害の調査を開始することとなりました。これまでの調査プロジェクトを、中央アジアのシルクロード地域に拡大し、全貌を解明し人道支援することを目的とするプロジェクトにまとめることになりました。これが、今回、新たな形で始められるシルクロード科学プロジェクトです。
プロジェクトは中国政府がシルクロードに隠してきた未曾有の核災害を、国内外の人道的関係諸団体および個人の協力を得ながら解明してまいります。皆さまの暖かいご声援とご支援、そしてご協力をお待ちしています。
高田純理学博士です。核爆発災害、放射線防護学の専門家で、米ソの核実験災害を中心に世界の核災害地を調査し、最初に中国の核実験災害の科学報告をした日本の科学者です。核災害の被災者の立場に立つこと、核放射線に関わる国民保護課題に取り組み将来の危機に備えること、医療・エネルギーなどの分野での核放射線技術の正しい利用を強く意識して研究教育そして啓蒙に取り組んでいます。
中国の核実験災害調査は、2000年の隣国カザフスタン国境調査に端を発しています。その後、2002年に開発した核爆発災害を予測する計算方式RAPSを、楼蘭周辺でのメガトン級地表核爆発事例に応用したのでした。その結果を2008年7月に日本語図書「中国の核実験」を出版し、同年10月ブエノスアイレスでの第12回国際放射線防護学会IRPA12で報告しました。そして、英語・ウイグル語併記版の「中国の核実験」が2009年3月に、多くの人たちの支援を受けて刊行できました。
2008年10月に世界ウイグル会議総裁ラビヤ・カーデル氏、同年12月に日本ウイグル協会会長イリハム・マハムテイー氏、2009年1月にダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表ラクパ・ツオコ氏と会談し、被害者である彼らの祖国を、核被災調査で応援することを表明しました。
現職は札幌医科大学の物理学教授で、大学院医学研究科で放射線防護学を指導しています。前職・広島大学原爆放射線医科学研究所国際放射線情報センター助教授、京都大学原子炉実験所助教授、第19期日本学術会議研究連絡員、主著に「世界の放射線被曝地調査」講談社、「核爆発災害」中公新書、「中国の核実験」医療科学社などがあります。現在、放射線情報センターを主宰、国民保護を中心課題とした放射線防護医療研究会の代表世話人を務めています。
被災者側の立場から、客観的に核災害の全体像を解明する姿勢です。人道と科学を原則に、シルクロード科学プロジェクトを推進してまいります。みなさまの応援、よろしくお願い申しあげます。
高田 純 2009年3月