発電の種別で比べたら、最も危険なのは石炭、最も安全なのは核エネルギーでした。 原発は、安全に造られて、安全に運転されているということ。 意外でしょうか?! 低線量率放射線は危なくないのです。特に軽水炉での死亡事故は少ない。東日本大震災で、稼働中の全軽水炉は地震波を検知して、核分裂連鎖反応を自動停止しています。あの福島第一原発でさえ、放射線の死者はゼロ人です。
チェルノブイリ事故にみるように、ソ連製の黒鉛炉は、電源喪失時に暴走し、大火災になる恐れが高いのです。一方、軽水炉の場合、原子炉反応は弱まる方向になります。特に地震発生時には、自動停止装置が作動します。アメリカのスリーマイル島の軽水炉事故も含めて、放射線事故は低線量で、死傷者はこれまで発生していません。
3.11東日本大震災以後、日本の全原子力施設は、非常用電源・ポンプを配備するなど、さらなる対策が強化されています。22m高さの防波壁や防水化対策などの多重防護が浜岡などで進んでいます。