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トンガ海底火山噴火のエネルギーは巨大核爆発級Radiation Protection Information Center

津波高速伝搬と トンガ噴火エネルギー 推計  高田純 2022

トンガ噴煙衝撃波20220115

トンガ噴煙2022

高知県ボート転覆2022

研究速報
トンガ海底火山噴火の放出エネルギーは巨大核爆発級TNT換算88メガトン

トンガの噴火2022が地球規模で、津波や噴煙で影響を与えている。
その原因となった火山爆発時に放出されたエネルギーを日本へ到達した津波データから推計した。
その計算手法は津波伝搬の物理とチリ地震1960年マグニチュード9.5からの日本へ達した津波データである。
トンガ噴火エネルギーは0.37EJ、地震換算マグニチュード8.5、核エネルギー換算TNT88メガトン。
ビキニ水爆1954の15メガトンの5.9倍と巨大である。ただし放射能は無い。

遠方へのリスクは津波であったが、今のところ死亡報告はない。日本では小型船舶の転覆があった。

もう一つのリスクは、トンガ海底火山の大爆発からの大量の噴煙である。大規模な火山噴火では、地球規模の寒冷化の恐れがある。大量の硫酸エアロゾルが大気中に放出され、日射を遮断するため、一時的な気候の寒冷化をもたらす。今後、農作物の収穫不足の懸念がある。
フィリピン・ピナツボ火山の噴火1991年の事例で、世界が寒冷化した。1993年の記録的冷夏は、20世紀最大級ともいわれるピナツボ山の噴火が原因で発生したと考えられている。夏の気温は平年より2度から3度以上も下回った。
             高田純 2022.01.18

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