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意見  今こそ、高速増殖原型炉「もんじゅ」の運転試験開始 Radiation Protection Information Center

もんじゅの廃炉こそ、もったいない話です。研究炉として活用しないのはもっての外。理解不能。日本の未来に暗雲。 背景に政治・報道・教育の劣化あり。

日本は技術でもって世界に貢献する 今こそもんじゅの運転試験を開始 .
.................................................................高田純理学博士 放射線防護情報センター代表
核エネルギーの平和利用、高速増殖炉原型炉の技術開発に係った榊原安英工学博士に、もんじゅの運転試験開始のご意見で、緊急寄稿をいただいた。産業革命以来、多くの世界の紛争は偏在する地下エネルギー資源の争奪に起因している。それに終止符を打ち、エネルギーの安定した世界を作り出すのが、高速増殖炉と核燃料サイクルであると、私たちは信じている。高レベル放射性廃棄物の地層処分技術も安全に確立できる。チェルノブイリ黒鉛炉事故では30人が急性死亡し15人の子供たちが放射性ヨウ素の内部被曝で死亡した。しかし軽水炉のスリーマイル島、福島の事故での低線量では、誰一人として死亡していない。広島・長崎での核兵器攻撃では20万人が死亡した。この核爆発災害を経験した日本こそが、この核エネルギーの平和利用技術開発の権利と義務を持っているのではないか。戦前、天才核物理学者の彦坂忠義博士がウラン元素の完全燃焼理論を発見し、戦後の高速炉技術開発につながった。もんじゅの廃炉が政府によって議論されているが、もっての他である。今こそ、日本と世界の平和のため、もんじゅの運転試験を開始し、耐震耐津波の核エネルギー技術で世界をリードすべきである。これこそが日本の世界貢献になる。
                       平成28年12月17日 

榊原安英工学博士と高田純理学博士の意見全文は、下記のPDFにあります。

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