福島安全宣言の会は解散いたしました。ご支援いただきました皆様に謝申し上げます。
代表科学者 高田 純 平成28年9月10日
正しい放射線の知識の普及こそ急務です。
安全宣言の国民運動に、皆さんも参加してください。
先ず、福島県で大きな一歩です。
本日、郡山ビッグパレットで「福島安全宣言」の会を開催し、
高田純の福島の放射線衛生調査の報告、復活の牧場代表・元浪江町町議会議長山本幸男氏の発言、質疑応答、主催者の矢内筆勝氏の会の取り組みの熱い発言の後、3月24日SAMRAI2014での福島安全の結論、政府への提案7項目を基礎とした「福島放射線の安全宣言と政府への提案」文書が参加者一同の賛同を得て、宣言文と決定しました。
次回はいわき市で年内に開催すべく取り組むことになりました。
私は仙台空港から、無事帰札。みなさん、お疲れさまでした。 7月20日 J
昭和20年8月6日1発のウラン爆弾で壊滅した広島は、2か月後の10月には市内電車がほぼ全線再開するなど復興は順調でした。 500m圏内で辛くも生存した78人も障害を克服し、死亡時平均74歳と長生きしています。一方、平成23年3 月1 1日、地震で核反応を停止しながらも津波に襲われ冷却機能を失った福島第一軽水炉原発は、放射線死亡ゼロ人の低線量事象ですが、4年経った今も、20km圏内は復興していません。しかも全国の全ての原発が停止したままです。両者の違いは、明らかにおかしいと思いませんか?
昨年12月の総選挙で延期となった放射線科学会議SAMRAI2014は、今年3 月24日衆議院第一議員会館で開催され、国内外の科学者5人が福島の放射線について報告しました。私はそのメンバーの一人で、会議の結論は、本日の報告と完全に一致しています。正しい放射線の知識の普及、政治的判断で強制した食品中の放射能基準を前原子力安全委員会の指標による基準に戻すこと、福島20km圏内に科学の目を入れ復興させる、停止させられた原子力施設の再稼働など7項目を、日本政府へ提案いたしました。
中央アジアでは中共の未曾有の核爆発で19万人以上が死亡、第五福竜丸事件の真相は売血輸血による肝炎であるのに、唯一の核被爆国と独断し日本では真実の報道がなされていません。今こそ、核放射線について正しい知識を持って、福島20km圏内を復興再建する時ではないでしょうか。 福島は安全です。
福島安全宣言の会 いわき大会参加者からあった質問への回答です。
Q1 人工放射性物質と自然放射性物質に違いはあるのですか?
Q2 甲状腺ガンを頻繁に受けることで弊害はありますか?
Q3 原子力災害対策指針に空間線量20マイクロシーベルト/hを越えると住民等一週間一時避難とありますが、軽水炉の多い日本でこの避難方法で良いのでしょうか?
A1 核の種類はおよそ3000種ですが、人間の影響は人体が受けた放射線の線量で決まります。
問題は核種類ではなく、線量・線量や線質(光子、電子、アルファ線、中性子)を問題にします。
温泉地などでの硫化水素ガスでたまに死亡事故があります。これも高濃度で吸い込んだ事例です。自然だから安全ではありません。
A2 頻繁の意味がわかりませんが。
甲状腺がんは、他の種類のがんと異なり致死性が低いです。
A3 軽水炉事故時の線量は低く、屋内退避とヨウ素剤服用が好ましい防護法です。「決定版 福島放射線衛生調査」 の特別章に詳しく解説しています。 緊急避難こそ危険です。